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2014年06月28日

加藤直之さんが描く宇宙戦艦ヤマト

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              『加藤直之 ART WORKS』

宇宙戦艦ヤマト2199でイベント会場やら、BD&DVDの初回盤を持ってるとみられる
加藤直之さんが描いたヤマトの画集本です。

1974年版『宇宙戦艦ヤマト』ではスタジオぬえのメンバーとして参加して、『後方よりからのパース画』や
『第3艦橋の外側の形状』 内部『第1艦橋と第3艦橋の清書』を手掛けた有名な方です。

そのTV全話を収録したLD-BOXのLDケース中に描かれたアートも有名だが、
これは後日談で宮武一貴さんの描いた線画に加藤さんが着色した作品なのだそうで、
宮武さんがカラーで描く様になったのは『劇場版のマクロス(愛おぼえていますか)』のポスターまで年月が経ってからで
加藤さんも自身で下絵からヤマトの形状を描くのは1/350のバンダイのヤマトのパッケージイラストまで
年月が経ってからです…。

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本格的に細部まで描かれたヤマトはこの『2199』のイメージイラストであるから貴重な作品集になったと思います…。
加藤さんの偉い所はちゃんと設定画を読み切っている所、たとえ構図確認の為にプラモを参考していても
地雷源である第2艦橋側面の形状をちゃんと回避して劇中通りに描き直しているなど、

ディアゴのヤマト画集で『復活篇のヤマト』と題して当時、2199発表前に新金型で販売された
1/500模型を写真で撮ったものを上からペンでなぞるという大ポカ&手抜きを
プロらしからぬ行為をした人とは雲泥の差である事は間違いはありません…。

印刷も発色が良く、透過光のようなビームの発色が美しいです。


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ヤマトクルーで購入すると抽選でもらえるサイン付き、(多分、加藤さんの事だから購入者全員に書いたかも…笑)

n1239unnso at 22:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年03月05日

アルカディア号の謎 (ハセガワ・TV版アルカディア号キット・考察資料)

よく徘徊させて読ませてもらってる『僕らの自爆王』の掲示板で2Gさんの話にあったので
こちらも資料を引っ張り出してみました。

Q① 後方キャビンのランタン(2Gさん曰く、サイズは推定4~5M…笑)
は3個が正しいのか? 2個が正しいのか?

※UPした画像は出来る限り大きい画像にしております。


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今はどちらも閉館している梅田・東映の劇場での上にあった 東映直営のアニメ専門店『ぺロ』で購入した
メモリアルコレクションの設定資料によると…


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なんと、4個の設定もあったりします…笑。
どうも、後方キャビンのデザインが違う様なので 初期段階の設定が混在している様です。
タカラのプラモは先行で玩具を製作していたタメか、こちら側のデザインで作られている様です…。
(下にタカラの模型がありますので後程どうぞ…)

秋田書店の松本零士さんのコミックスを見てみると…

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3つみたいです…(この絵の様に下の垂直尾翼が無くなってる絵があります、
単純にこのパース画のイラストで描き忘れの様です・笑)


アニメ版はというと…




どうも、2つのようです…。
アニメ版の製作の際に旗を立てるポールの位置関係で セルの塗り分けが大変だから、現場サイドで無くしたという事なんでしょうね…(旗でている時はランタンは収納しているという屁理屈もOKかな?)


A①・当時はバラバラなので おのおのアルカディア号を作りましょう。って事ですね♪



Q②キャビンの天井(上の面)は船体と同じ(ダーク)ブルーではないのか?




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ぺロの設定資料のカラー画像を見てみると、(動画でも0:53あたり…)天井はダーク・ブルーですね…
さらに大きい画像だと中央のラインはこのように 明るいブルーが塗られており、
あとはこのようにダーク・ブルーです(パソコンで色変更しています)


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たしかに、昔の模型の画像を見てみると青く塗られていますし、劇中でも画像が暗くて見づらいですが
茶色ではなくて濃いブルーですね…。

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ついでにこの部分も本来なら 艦首先端の下の突起物は濃いブルーで塗り分けが無いみたいです…。

A② 友よ!こだわるなら、ダークブルー色で塗ろう!(個人的には茶色でもいいと思うけど…)
 キャビン横の斜めに立ってる小さい尾翼にも塗り分けに気をつけろ!(私はそこも忘れてました…笑)


…とココまで書いてふと思ったのが… 劇場版アルカディア号でも別バーション発売されたから、
『漫画版カラーリング・ランタン3個バーション』とか出たりして…苦笑。


※3/12追加情報
劇場版999の初登場のアルカディア号も天井は「緑」でした…いつから茶色なんだろ?…苦笑。


n1239unnso at 23:36|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2013年08月01日

宇宙戦艦ヤマト2199公式設定資料集[EARTH]

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一部の通信販売(サイト)でしか販売しておりませんが値段以上の密度の設定資料が掲載されています
264ページ中100ページがヤマトの外側、内部設定埋まってしまうほどの各部所を担当したメカデザイナー達
の規格外の緻密画の鬼設定イラストが収録されており、その昔、余すところなく描き直したといわれた
完結編のヤマトよりすごい事になってます。 おかげで、キャラを含めたら地球側分しか載ってません…笑。
[GARMILLAS]編は9月末発売だそうです…。

ちらっと一通り見ましたが、劇中で時々静止画で見られる基本モデルからさらに パネルライン等が入った超緻密画『ヤマト』の設定が収録されていないのがちと個人的に残念です…。
っていうか、そもそも 全体図で清書された設定画があるのか?なんですけどね…( ´_ゝ`)

でも、あったらいいですね…バンダイがその緻密度で再現せざるえない状況に立たされますから…ニヤリ。

あと、この設定本シリーズって 2冊で終らずに 背景・美術ボード集も出せるんじゃないのかなァ~

n1239unnso at 00:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年11月23日

もしもどこかで出会ったなら…

夢のカケラみつけました。

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小学館で出た唯一のムック本といわれている本です、
本編では見られないイラストの「表紙」ですね…(笑)。
かなりきれいな保存だったのでこうやってスキャンしても発色が綺麗です。
設定が色々とわかったのでPixivイラストにいかせそうです♪

宇宙船サジタリウスの監督さんが夏を過ぎたころお亡くなりになっていたそうで、
今年は子供の頃観て感動を与えてくれた人々がいなくなる寂しさに嘆いております。

n1239unnso at 21:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年06月18日

テニイレマシタ。

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(結城信輝・SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK OUTSIDE LEGEND・レイアウト画集)



同人誌という形で出るという話は前に知っていましたが、東京は遠いのであきらめてました…。
ですが今回、まんだらけで意外と素直に手に入れることが出来てうれしく思います。

当時、マッドハウスの初フルデジタルアニメーションの試行錯誤で映像面で拾いきれなかった線こそありますが
ほぼ結城信輝さんの作画がアニメ映像にストレートに炸裂しているというのがわかります。

描いていない部分もあるので原画の上から修正した絵だと思いますが、清書や動画起こしはこのあとといった
所の絵のようです。(背景やアルカディア号関連は無し、武器の一部分が修正程度です)

昔パチンコのCRハーロックのポスターを見たときは
「なんじゃこら、誰が『真の漢』を描き損じたっ!へたくそ、俺が描くっ!!」(笑)
 と思いましたが、このOVA作品は一部動画に文句があるものの、
止め絵に関しては大満足でしたので見たくてしょうがなかったので今回ラッキーです。

初期設定画とも思われる有紀蛍の画と実際のアニメの絵とはだいぶアダルトに描かれていたり
(たぶん、りん監督の今回の作品映像に合わせて注文したんでしょうね…)興味深いです。
前期の小松原さんの描くマゾーン編のハーロックをめざして描いているというのがよくわかりますし、
ヤッタラン等のちんちくりんキャラクターも見事に描ききれている線にほれぼれします。

n1239unnso at 23:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)