おすすめ映像作品

2017年02月09日

なんばパークスシネマでお先に行脚祭りで観てきました。

劇場上映は今月25日からなので ネタバレはもちろん言いませんが、

まぁ…怒涛の様の展開で 内容ギチギチ詰め込んでますが 「アレ?今のシーンよくわからない」って
いう演出のミスがないんですよ、魅せるところはしっかり尺をかけているんです。

おそらくそこの尺をうまく調整しているのは 無駄なセリフは一切なく極力コンパクトにした台詞なんだと思うのですが、
 抜けた台詞は 『わかる』構成で、キャラが演技してるので 言動と相まって台詞に泣けるんです。

こないだTVで全編通してUCガンダムを見た時に うまく ジオンと連邦の戦争に至るまでの経緯と葛藤が
オリジナルと比べて非常によくできていると思いましたが それが そのまま非常に良い所が随所に注入されていて 
ダイジェスト風にならない それでいて中だるみが一切ないんです。

描かれる映像はメカはお馴染みでも 『これまで観た事のないヤマトの世界』 です。
これは凄い、音楽にココは何使ってるとかメカとか背景とか細かい所とか観るヒマがなかった (笑)

25日公開には また観にいきます。(前夜祭とかあるのかな…)


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2016年11月16日

『この世界の片隅に』を観る


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     『この世界の片隅に 原作/こうの史代・監督/片渕須直』







よみがえる風景、 そこに生きる人々の生活を観る…。





ある人は かつて父や母が語った体験談に秘めた悲しみや恐怖や怒りをこのアニメ映画の作品で
体験し、親達が懸命に生きて自分に繋げてくれたことに感謝したそうだ…。



膨大な資料と考察によって再生された風景に 劇場に響きわたる音、 人の生活描写は
わずか70数年前の『時代』を わたしを含め、『生きてこなかった』世代は学校で教科書で教えてもらった事は
なに一つ 意味がなく 役に立たない知識だと この作品で落胆するだろう…。



人それぞれに様々なとらえ方をして 思いを巡らせ、 胸を打つ 幅の広い作品であるだけでなく

劇場から出た後 それぞれが持つ『自分の幸せの欠片』を愛おしく大事にしていこうと
前に進めていけるための『お土産』をくれる作品でもある。




観にいった人の物語もまた それぞれの『世界の片隅』である事に気づく幸せを与えて…。






2016年11月12日よりこの作品は劇場上映されている…


その映画の主人公は『すず』


彼女の住む 呉での 家族生活を 覗いてほしい…。




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2016年07月30日

『シン・ゴジラ』を観る

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        バンダイのガチャポンより、『シン・ゴジラ』 300円

冒頭、庵野秀明さんが仲間内でまだ学生の頃、8mmで自主制作で作られた 特撮の映像を見たような
錯覚があふれる 映像が続く、

「権利で許可が下りないから、怪獣は混ぜ物で アイデアで個人が観たい特撮を撮るんだっ!」

的な 夢の結晶の怪獣が 突如ムクムクと 『夢から現実(ゴジラ)』になる…そういった作品だった。


庵野秀明さんの描く映像作品は 昔から『元の作品(映像)』が先にあって 様々なオマージュの群集体で
構成されており、
 パッチワークが上手なので  世代によっては 『元ネタ』が分からない方々にはあたかも
庵野さんが考えた『アイデア』と勘違いを生むが、

これが彼の作品のスタイルであり、自分らしさを生かす為の器であると再確認するように作られたのが
『シン・ゴジラ』だったと思う。

『シン・ゴジラ』の映像は過去、自身の作品を再生させるように カットが積まれ、『1954年のゴジラ』の
おどろおどろしい  イメージを残して 全体的に情報量を増量させている点も

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本来の水爆大怪獣の情報量を増やしただけでなく、見ただけでゴジラの活動が分かる
『ウルトラマンのカラータイマー』であったりするなど 理由づけが的確に 注入されており むやみに
変貌していないという事が劇中を通して得られる情報量を蓄積しながら観るとよくわかる。

『1954年のゴジラ』の唐突に出して 特に説明がなかった『ゴジラの必殺技』も

シン・ゴジラでは上手で、 
ここぞと いわんばかりの 地獄絵図で表面上のインパクトを与えるだけでなく

後半の攻防戦『弱点を突く作戦』に向かうための
布石にもなっている点でも 2時間という尺をうまく使い切っている作品ではないだろうか…。

公開されてまだ1日経った だけなので ここまでにするが、

続編やリメイク作品としての位置でもあるが、 『シン・ゴジラ』は 1本の作品として、 
前作の復習&説明ナシで楽しめる 作品という点も 評価したい。

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2015年12月11日

ガールズ&パンツァー劇場版を観てきた

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               『ガールズ&パンツァー劇場版』

もうちょっと早く観に行くつもりだったんだけれど、仕事の関係上やら体力の消耗の為、昨日やっと
観にいきました(帰ってきたら爆睡しましたが…苦笑)

本編は いきなり『戦車戦(相手のフラッグ車を先に倒した方が勝ち)』から始まり、
中継ぎの日常(疎開学校?)からの『洗車戦(相手の全車を殲滅した方が勝ち)』という
ほぼ『戦車祭り』となっており、一つ 間違えると 単調で飽きる可能性があるのですが、
地形変化を使い切っただけではなく、 空域すらも活用したアクロバットな戦闘をするので
展開も読めない画面作りになってると思います…。

たとえば近年、ガンダムは手足があるロボットという情報量に加え、空間の動や武器に縛りが無さすぎる為に
単調になりがちな戦闘になりがちで中途半端な行動範囲や攻撃力の設定がさらに悪化して
競り勝つための戦略に魅力を損なわせている所が多々あります。

ですが、この作品では戦車という「これは出来そうにない」「これはこういうもの」というデザインの設定枠を
飛び越える知恵と勇気が炸裂する 面白さを生み、戦車の魅力を再認識してもらえる作品だと思います
(ハリウッドも「そこまではやらない」と言いそうな仰天の演出ですが…苦笑)。

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ポストカードは『プラウダ高校』 今回、涙涙の悲壮感漂う 戦闘をするのですが…よくよく考えると

この作品、戦車は壊れても 誰も死んじゃいない という…
流した涙は何処に持っていったらいいんだ?という あいかわらず 魔訶不思議なシーンに仕上がっております…笑。


まあ、最後のカットの港に帰ってきた学園艦のシーンはグッと来ましたけどね…


『ヤマトです!!!』 みたいな…
愛機との別れとか、廃艦とかちゃんとある作品は名作ですね。

…あ、そうそう イチオシの桃ちゃんのシーンが『ポンコツ具合の笑い』も含めて 多めに入ってて良かったです。

とあるシーンの背景にあった書籍のタイトル『本当にあったこわい戦車』って中身なに書いてるんだろ…苦笑。




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2015年11月26日

百日紅~miss HOKUSAI~

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               百日紅~miss HOKUSAI~


やっとBDになったので 再度 観させてもらいました。

原監督の作品では 艶のある映像になったかな?って 思う作品です。

「見えるものと」「みえないもの」を 絵で描いていくわけで 絵描きとしての真っ白な紙から
喜怒哀楽を一本、一本の筆の先から描いていく 苦労感はちゃんと出ている作品だと思います。

まあ、万人にその感覚が伝わるかっていうのは難しいと思いますが、そういった世界も在るってことを
知っていただければ…いいかと。


個人的には 人に『観ておきたい作品』 10の枠に入った作品です。


n1239unnso at 17:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)