2015年08月18日
コンピューターで皆がお絵かきする時代だから…
Google Chromeの機能で、
インターネット上の画像にカーソルを合わせて 右クリックして出てくる『この画像をグーグル検索』を実行するというのがある…
すると 類似した画像データーを収集できる。
特に色とか単純な形を認識して引き出すみたいで、他のイラストだと群像だとアメコミの画像と混同したり
色の色彩だけでまとめちゃうという 未完成の性能の様だが、
グーグルちゃんは なぜか『宇宙戦艦ヤマト』は非常に大好きな様で、ちゃんと認識してる様です…笑。
近年、デザインの盗作疑惑の 画像データーが短時間で集まるのはこういった機能を使ったり
するので まともにまんま盗作しちゃったりしているとすぐわかっちゃうというわけです…。
現在のグーグルにでもわかる様だったら おしまいですね…。
ちなみにMASHさん(漫画家 西川伸司)の絵に『描写している角度とか似とるよ~』という
グーグルさんの回答が出ております…
発表がアチラの方が1年前なので 『似てる』と言われればコチラが不利です…苦笑。
画像コピーやトレースするのはパソコンでやるのは簡単、時間だってかからない。
トレース(転写)は模写とは違うし、スケッチ(写生)とかデッサン(素描)じゃない 薄い紙に透かして下の絵を映し描きしてるのと同様、
パソコンでも同じ事をやるんだから 元絵とずれる事は無いわけで、写している人間に意匠なんてありません。
たとえば 自分が描いたこのヤマトのだって 艦橋サイズと船体サイズをできるだけ2199版に忠実に再現しようとすると
それだと頭でっかちで重心が下に降りてこない絵のバランスになってしまいます。
トレースだとココまでで、 それを無くすために艦橋の左右に伸びた安定翼(?)を外に向かうたびに
下に下がっていく描写に変えたり、副砲や第1主砲を一回り大きくしたりしようと
考察して描いたりなんかしないでしょう…。
第1主砲からそのまま艦底部に向かって反対側にある下の球形ドームに付いてるアンテナ(?)だって
この角度から観ると本来は『見えない』のもイメージ優先で『見えてる』様に描いてあるハッタリも
考察の一部だと思います。
(まあ、ヤマトクラスになるとトレースしても模写だとしても かなり大変な線の集合体なので 誰も責めはないでしょうけど…)
フリーハンドで描く魅力というのが 少々欠落しつつある 世の中ですけど、自分の味も出せない様じゃ
クリエーターとかデザイナーなんて自分で言わないでほしいですね…
いつまでも歳をとっても鍛練、鍛練、と模索して描いてる人の邪魔になりますから…。