2011年04月
今日は何を語らって酒を飲もうか…
(白鯨伝説/出崎統)
出崎統監督さんが亡くなりました、肺癌だそうです…よく写真にも煙草を持っていましたから病気の原因がそれであると確証はありませんが永遠の眠りにつきました。
監督で作品を観る代表みたいな人で、映像もさることながら、尺にあてはまらない凝縮した演出で魅了された監督でした。
こちら側の気持ちの変化を手に取るかのように作品の魅了させ、興奮させ感動に持っていくのに長けた方でした。
おかげでDVDなんか数本の話数を流せる機械の発達のおかげで1本観終わらないと気が済まない状態になることがしばしばで、ひどい状態ではOP、EDも一通り流さないと気持ち悪いほどの作品ばかりでした…
そう、ファンファーレのような伴奏とバーンと画面いっぱいに登場する作品タイトルのセンスの良さにクラクラし、本編に喜怒哀楽を楽しみ、EDで余韻に毎回浸ってしまっていればしょうがない話なのですから…。
個人的にはセル画でアニメーションを作っていた頃の出崎監督作品が好きでした、CGではまだ出し切れていないアナログの映像表現処理が好きだったせいでもあります。
10年経っても色あせない良い作品を数多く提供していただき、ありがとうございました。